「winny」-P2P開発者無罪判決

P2Pソフトウェアで今では広く知られるwinnyを開発した金子氏(47氏)に2009年10月18日無罪判決が言い渡された。
P2Pとはユーザ同士で通信を行う通信方式であり、2003年前後の通信トラフィックやパソコンのサーバの性能を考えると画期的な負荷分散システムと評価されていたが、winny開発者逮捕事件からP2P自体のシステム開発は敬遠されていた。
しかし、今回無罪判決が出たことで、PeerToPeerシステム開発に関する制約がなくなり、後ろめたさが一つ解消される形となった。
現在、P2Pシステムを開発するうえでの問題がいくつかある、
・開発自体が違法性を持つ可能性
・ISPの通信トラフィック規制
・NAT越え
・クライアント間の所持ファイルの動的Indexサーバの設置
・P2Pネットワーク上で通信されるファイルの著作権問題
今回の判決で、最上位の「開発自体の問題点」が解消された。現在ではサーバ単体の性能が良くなり、1台当たり1万コネクション程度の負荷には耐えられるため、著作権管理のしやすいサーバクライアント型のシステムが一般的になっている。
●PeerToPeer(P2P) 型の通信方式

●サーバクライアント型の通信方式

しかし、1点集中型のシステムでは、膨大なトラフィックが必要とされる動画関連などのサービス運営が個人レベルでは難しいことや、1拠点のサーバが落ちたらサービス全体の運営ができないといった問題点があげられる。
核攻撃に耐えられる通信システムを目標に開発されてきたインターネットだが、1点集中型のサーバ運営システムでは本来の目的に反する。1つの拠点が落ちてもサービス全体が止まらないシステムを構築するためには、P2Pのシステムは革新的な技術ではないだろうか。
●ITmedia-Winny開発者無罪判決-大阪高裁
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0910/08/news031.html
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