2010/4/24 土曜日

相互接続ネットワークの問題点

Filed under: ネットワーク — admin @ 0:04:09

世界の人・物・金がすべて相互でつながろうとしている現代において非常に重要な問題がネットワーク耐性である。相互接続されたネットワークの崩壊を防ぐために構築されていたはずの多重化方式が逆に深刻な被害を出し、壊滅的な打撃を与えてしまうことが注目されている。

図1のイタリアの電力網ネットワークの多重化(二重化)の片方で障害が発生した場合の被害状況を表している。障害が左図から右図へ進行していくという図で ある。

図1  イタリア電力線ネットワーク図

この場合の経緯としては、東側送電網で障害が発生し、西側回線に電力供給が自動転送されるが、西側の電力転送能力が足らず、負荷がかかり西側もダウンする。

南部に発電所が存在していた場合でも少しでも北部の電力に頼っている場合、南部の電圧が一斉に下がり、壊滅的にイタリアの広範囲で停電するというもの。

このように、相互依存型のネットワークを構成しており、クラウド化へ移行しつつある現代社会では非常にネットワークの依存度が高い。

電気、ガス、水道、コンピュータ・ネットワーク、道路、病院、金融、交通などのシステムは互いに接続し合っているが、このことがこれらのシステム全体を脆弱な物としている。

現代ではインターネット等も対象に含まれつつある。壊れないと思われているインターネットだが、停止する危険性が現実のものになりつつある。

そのうちの一つとして、日米にひかれる1Tbpsもの通信容量を持つ光ファイバーである。万一この回線で障害が発生した場合、トラフィックをすべて分散させることのできる経路がなく、かろうじてある細い経路にトラフィックが集中し、ネットワークがつながらなくなるというものだ。

また、人気のサービスを提供するwebサーバなどではユーザアクセスに対する負荷分散技術が必須となる。これも同じように負荷分散する必要があるが、負荷耐性100%のシステムの場合、耐性のための維持費などのランニングコストが非常に高価になることが問題である。

これら全体の問題を解決するためにはある程度の免疫化及び地産地消の方法をとる必要がある。とはいいつつ、ある程度のネットワーク性は確保する必要があるので、何事にもgoogle8分といわれるように、1社や一つに依存せず、3重のシステムや機能に分散させることを心がけておく必要がある。

・参考文献
http://wiredvision.jp/news/201004/2010041922.html

2010/1/21 木曜日

インターネット 韓国VS日本

Filed under: ネットワーク — admin @ 1:42:22



2010年、インターネットの接続平均速度ではまた韓国がTOPへ躍り出た。

・韓国平均: 約14.6Mbps(1.825MB/s)

・日本平均: 約7.9Mbps (0.9875MB/s)

韓国の平均インターネット速度は光ファイバー回線(FTTH)が普及しており、日本に比べ、平均速度が約2倍速い。これは、韓国の回線のほとんどが有線接続であり、パソコンでの使用が主体となっているためである。

それに比べ、日本ではモバイル環境が整っており、利便性では世界一位となっている(総務省)

図1 総務省(情報通信の「基盤」に関する国際ランキング平成21年度調査データ)

2010年現在としては、パソコン上でのインターネットコンテンツはテキスト、画像、動画の三大コンテンツが大多数を占めているが、サービスの提供としては限界が見え始めている。

webサービスとしてのこの10年の流れは、全体として

1.静的ページ表示(掲示板)

2.マイページ表示(ブログ)

3.マイページの集合(SNS)

4.モバイルチャット(Twitter)

5. ・・・?

といった動向を示している。掲示板から始まり、個人のインターネット参加、参加者が増えたから集合地を作ろう、集合生活は疲れるからやっぱ家(ブログ)へひきこもろう、しかし現実へ戻るのも面倒なので簡単でいいや(簡易チャット)、<その後はなにが来るだろうか・・・>

ちなみに、Twitterは初め海外の携帯用のチャットシステム(160文字制限)の関係から140文字だけ入力できる制限付きな簡易チャットとなっている。 気軽に参加できるゆるさ(気軽さ)が特徴。そのため、今後は「いつでもどこでも」のモバイル環境が主体のコンテンツとなるのではないかと踏んでいる。

インターネット(web)は現実の社会の”鏡”として機能しているといわれているが、上記のように考えると、まさに現代社会の若者の考え方そっくりである。若者の考え方の次の行いは中年の世代になると予想できるので、今後の新webシステムは現代社会の中年をテーマにして考えたらいいのじゃないだろうか・・・。

●参考文献

・State of the Internet
http://www.akamai.com/stateoftheinternet/index.html

・中央日報(接続速度では世界一位)
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=125282&servcode=300

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